4月3日にアメリカ合衆国労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics)から発表された非農業部門の3月の失業率は、0.9%上昇して4.4%で、1975年1月以来の増加幅でした。また、就業者数は701,000人減少、失業者数は140万人増加して710万人でした。
特にレジャー&ホスピタリティ部門は459,000人の就業者数の減少で、ハワイ州でも影響は大きそうです。また、これらの数字は3月下旬から始まったいわゆるロックダウンの影響を完全には織り込んでいないので、4月の数字はさらに悪くなることは確実です。
[caption id="attachment_1468" align="aligncenter" width="300"] 超大型リゾートのヒルトンヒルトン・ハワイアン・ビレッジもひっそりしています。4/10から感染拡大に伴い一時休業 約1,700名の組合員達の今後処遇について会社側は検討中[/caption]
ハワイ州の詳しい数字はまだ出ていませんが、観光産業が大きな割合を占めるハワイ経済にとっては、影響はより大きくなることが予想されます。2月時点でのハワイ州の就業者数は66.91万人、失業者数は1.78万人、失業率は2.7%でした。3月23日にホノルル市が、また、3月25日にハワイ州が外出禁止令(stay-at-home order)を出して以来、失業給付申請が激増し、3月1日から4月10日までの失業給付申請者数は20万人を超えています。
現在、アラモアナショッピングセンター、ロイヤルハワイアンセンター、パールリッジセンターなどのショッピングセンターは全て閉鎖中、また飲食店もテイクアウトとデリバリーはできるものの、多くは閉店中ですので、しばらくは大変厳しい状況が続き、失業率も単純計算で2桁は確実、最悪の場合30%も覚悟しないといけないのかもしれません。
今日はちょっと現実的なきびしいはなしでした。